「日経会社情報2008春号」を発売してから早くも2カ月近く経過しました。春号の発売日(3月17日)の日経平均株価の終値は1万1787円。その後、一時1万4000円台に乗せたわけですから、春号の発売直後に株式投資をしていれば成果が上がった可能性が高かったでしょう。春号の表紙に付けたメーンタイトルは「超安値株 急増」。いま振り返ると、良いタイトルになったと思います。
そして、まもなく「夏号」の編集作業が本格的にスタートします。表紙づくりなどには既に着手していますが、今回はタイトルをどうするか非常に難しい。株価の底割れ不安はかなり薄らいだとはいえ上値をどんどん追っていくほどの勢いはない。2008年度の企業業績予想も想定内の減益幅にとどまっているものの、株価を押し上げるほどの材料にはならないでしょう。原材料高、円高、米国景気減速など外部環境の不透明感はなお強く、業績の先行きに対して楽観的になりにくい状況です。半面、企業の財務体質改善や配当など株主への利益還元を強化する動きを見ると、中長期で見れば投資好機のようにも思えます。何やら焦点が定まりません。どのようなメッセージを込めてタイトルを付けるか、もう少し考える時間が必要です。
ただし、2009年3月期を中心に新たな企業業績予想を一挙掲載するのが夏号の売り物であることは今回も変わりません。現状をずばり言い表す文言を見つけにくい時ほど、個々の企業の新しいデータを丹念に読み込むことが重要になります。より多くの方々に「役に立った」と言っていただけるような誌面づくりに取り組もうと気を引き締めています。(編集長・Y)
←東京都内の某スタジオで夏号の表紙に使用する写真を撮影しました。
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