株価低迷が続く中で、先週、1冊の書籍を発行しました。タイトルは『株主優待 最新攻略ガイド』。今年で『日経会社情報』が30年目に突入し、来春に満30年を迎えるのを記念して制作したムックです。『日経会社情報』のデータを活用して作り出した初の別冊という意味合いもあります。
新たな株式投資関連書籍を出すにはタイミングが悪いと心配する声もありましたが、「安い時に買う」という株式投資のセオリーからすると多くの方々に興味を持ってもらえるのではと期待しています。株価の低迷で、以前より少ない投資金額で優待を得られる銘柄が増えています。
ゼンショー(7550)を例に挙げましょう。同社は牛丼店「すき家」などを全国展開する外食企業で、半年に1回、100株保有する株主に3000円分の外食優待券を贈呈しています。1年で6000円分。この優待券は「すき家」のほか、レストラン「ココス」などゼンショー傘下の2549店舗(08年5月末現在)で使えます。ムック『株主優待 最新攻略ガイド』に掲載した5月末の株価は732円。100株なら投資額は7万3200円ですから、優待の利回りを算出すると6000円÷7万3200円×100=年8.2%となります。09年2月期の年間予想配当12円を加えた優待+配当利回りは実に年9.8%です。さらに先週末(7月11日)の株価終値は561円と5月末より低い水準ですから、優待だけで利回りは年10%を超えています。ちなみに、同社の今年の最高値は1月4日の1139円です。
ムックには優待+配当利回りが高い順に銘柄を並べたランキングを掲載しています。高利回りの銘柄がたくさんあり、驚く読者も少なくないでしょう。もちろん、優待だけで投資判断するのは危険ですが、しっかりと把握しておきたいポイントであることは確かです。
銘柄選びには様々な方法があります。数多くの上場銘柄を、株主優待の魅力度でざっと選別して、次に業績や投資指標を見て絞り込んでいくのも一案です。『株主優待 最新攻略ガイド』が多くの方々の投資ライフに役立つことを切に願っております。(編集長・Y)
日経について
