『日経会社情報』の2008秋号を読み返したり、最近相次いで発表されている企業の4~6月期決算の内容をみると、原材料価格の上昇が企業収益を圧迫していることがよく分かります。そして家計にもコスト高の波が押し寄せつつあります。代表格はガソリンでしょう。7月下旬にマイカーを使って家族3人(私と妻と息子)で新潟まで旅行したときもガソリン高を実感しました。
ただし、ニュースでたびたび取り上げられるために、実態以上に重圧感を持ってしまうという面もあると思います。新潟旅行では帰路でコストを計算しました。新潟の小出という場所から東京都内の自宅まで243キロ。消費したガソリンは17.94リットル。1リットル当たり179円なので3211円でした。高速道路の通行料を合わせて9000円程度。何年か前のように1リットル当たり100円ならガソリン代は1794円で済んだわけですから、とても高い値上がり率です。往復で考えると、1リットル100円の時代より約2800円の燃料高です。
もちろん、ガソリン高騰が社会や経済に及ぼす影響は大きいです。通勤や買い物など日常生活に車が欠かせない地域に住む方々などは特につらいでしょう。でも、ガソリン高の影響が小さい人までが、悲観的になるのは疑問です。
私は以前、このコラムでマイカーを手放すことを考えていると書きましたが、それはガソリン高とはあまり関係ありません。ガソリンより駐車場代の方が重い。駐車場代をはじめとする維持費の節約、環境への配慮がマイカー処分を検討する主な理由です。余談ですが、会社の同僚には「小型車で高速道路を通り、17.94リットルで243キロしか走れないのは効率が悪い」と指摘されました。荷物が多かったもので……。(編集長・Y)
↑旅行で泊まったログハウス。銀山平という所にあります。長年マンション暮らしの私には戸建ての気分が味わえて新鮮でした。
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