最近の新聞の株式相場欄を見て「ずいぶん増えたなあ」と感じるものがあります。それは株価が2ケタの銘柄。数年前の株価低迷期をついつい思い出してしまいました。
株式市場に上場していることは本来なら企業の信用力の証になるはずですが、世間のシビアな目にさらされるという一面もあります。先行き不安と評価されると株価は容赦なく下落させられます。経営破綻したアーバンコーポレイション(8868)もそうでした。今年1月4日に1468円の年初来高値を付けて以来下がり続けていました。株価急落は本業の不動産ビジネスにも悪影響を及ぼしたと推察されます。8月11日に前日比30円安の67円で引けたときは『日経会社情報』の編集スタッフの間でも「かなり危ないのではないか」などと話題になり、13日の民事再生法申請の発表は「やっぱり」という感じでした。
値動きの軽さに目を付けて株価2ケタの銘柄を狙う投資かもいますが、安易な短期のリバウンド狙いは危険です。経済・景気の先行きに悲観論が広がっている現状では、「買い」は短期的には苦戦を強いられる可能性が高いでしょう。ただし、2000年代の初期に「底値買い」で高収益を上げた投資家が大勢いたように、安値株が続出することは好機でもあります。問題なのはタイミング。底はどこか。いつ底を打つのか。やはり常に相場をウオッチしておく必要があります。
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