暗い決算発表シーズンとなりました。2008年4-9月期の実績、2009年3月期の通期の業績予想ともに下方修正する企業が続出し、株価にも影響が及んでいます。ただ、日経平均株価が1万円を大きく割り込むほど急落したのは今期(09年3月期)の悪さだけが原因ではないでしょう。来期(2010年3月期)の業績に対する悲観も、株価の下げ圧力になっていると思われます。
そんな観点で見ると、12日発表の浜松ホトニクス(6965)の業績予想は気になりました。同社は9月決算会社。発表したのは08年9月期の本決算です。小幅ながら増収増益となり、前の期に続き最高益を更新しました。しかし、同時に発表した09年9月期の業績予想は厳しく、経常利益は前期比35.8%減。国際競争力もあるハイテク光電子部品メーカとして知られ、03年9月期を底に04年9月期から利益を伸ばし続けていたのですが、今期は業況が一変するようです。
上場企業の約7割を占める3月期決算会社の09年4月以降の業績をいま予測するのは困難。とはいえ、浜松ホトニクスのような高収益企業が09年9月期の業績を厳しく見ていることから察すると、2010年3月期も少なくとも前半は厳しい経営環境が続くと想定しておくべきなのでしょう。
そして来年1~2月には12月期決算会社が08年12月期の実績と09年12月期の予想を公表します。08年12月期決算の悪さは株価に織り込み済みとして、問題は予想です。このころに環境が少し良くなるメドが立ち、それが企業の業績予想に反映されれば、株価の支援材料となるのですが……。(編集長・Y)
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