投資銘柄選びの頼れるパートナー 全上場企業がスッキリまる見え!

日経会社情報

徹底予想! 2013年3月期
特集内容
●春到来、期待の銘柄
●話題の著者が読む新年度の為替・株式の関係
巻頭カラー特集
●初めてのETF投資
●QUICKコンセンサスの読み方
充実の巻末特集
●アナリスト予想による営業増益率ランキング
●アナリストによる上方修正銘柄
●予想純利益が大きく変わった会社
●配当予想が変わった銘柄
●時価総額増加率ランキング

巻頭特集を立ち読みする

日経会社情報 2012-⅜号 新春号 内容紹介

春到来、期待の銘柄

為替動向はここに注目!

アナリストが読む成長銘柄

各社の取引先情報が充実!

★日経記者が全上場企業を総力取材!
★2011年12月期までの決算を収録!

投資に、仕事に、就活に。役立つ情報を満載!

全上場企業の基本情報、業績、財務、株価データを収録!
スッキリした見やすい銘柄誌面!

【巻頭】今号のポイントがすぐわかる

『春号の見どころ』

新年度の業績、ここがポイント

国内株式市場は回復基調にあります。震災やタイ洪水からの復旧、さらに復興需要や世界的な金融緩和に後押しされ、日経平均株価は2月以降、急ピッチで上昇しています。震災や洪水の影響が残った2011年度は業績が落ち込みますが、12年度は海外情勢の落ち着きや円安定着などが続けば、おおむね回復に向かう見通しです。とはいえ、国内企業の競争力低下懸念も徐々に現れています。投資にあたってはその会社の国内外での競争力が本物か否かを見極める必要があります。
 

ベストセラー「弱い日本の強い円」(弊社刊)著者が為替・株式の関係を解説

歴史的な円高水準が続き、先行き不透明感が漂う日本。新年度の企業収益を見るポイントはどこにあるのか。JPモルガン・チェース銀行の佐々木融氏が、為替と株式相場の意外な関係を教えます。
 

初めてのETF投資

現物株に比べ、より相場動向に近い値動きをするのが上場投資信託(ETF)。相場回復で各ETFの株価も回復傾向を見せています。ETFに詳しい日興アセットマネジメントの今井幸英氏が、商品の特徴や購入する上でのポイントを解説します。
 

QUICKコンセンサスの読み方

上場企業の業績が上方修正されたのに翌日の株価が下がったり、決算が悪かったのに買われたり、株価は往々にして不可解な動きをみせます。しかし、これは不可解ではなく合理的な動きなのです。業績に対する株価の反応を見抜くためにも、QUICKコンセンサスの読解術を会得することは有効です。「なぜあなたは株・投信で失敗するのか」(弊社刊)の著者でもある日経新聞デスクが読み方のコツを伝授します。
 

今号の見どころ、変更点などを紹介

各社の取引先情報が充実

販売先と仕入れ先が一目瞭然。投資に、仕事に、就職活動に役立つ情報です。
 

巻末特集

特別企画1
新年度の成長銘柄を探せ!①

アナリスト予想による営業増益率ランキング

アナリストの業績予想の平均値である「QUICKコンセンサス」は、中・長期的な株価の動向を探るうえで有用です。今期(2012年1~12月期)と次期(13年1~12月期)の予想営業利益を比較し、増益率でランキングしました。

特別企画2
新年度の成長銘柄を探せ!②

アナリストによる上方修正銘柄

アナリストがこの3ヵ月間で業績予想を上方修正した銘柄はどれか。「QUICKコンセンサス」の予想経常利益(対象は2012年4月期~13年3月期)について、今号と前号を比較し、変化率と変化額でそれぞれランキング。この3ヵ月の株価騰落率もあわせて掲載しました。

特別企画3
業績欄「↑↑」「↓↓」銘柄を網羅

予想純利益が大きく変わった会社

3月決算会社の2011年4~12月期の決算発表が終了し、通期の業績についておおよその動向が見えてきました。足元の予想が前号から大きく上振れ・下振れした会社をピックアップし、すべて掲載しました。今後の伸びが期待できる銘柄を探す参考にしてください。

特別企画4

配当予想が変わった銘柄

個人投資家の関心が高い配当について、前号と今号で予想はどう変わったのか。3月~12月決算会社を対象に、通期配当予想に変化のあった銘柄をピックアップし、一覧にしました。なお、配当は1年間の金額であり、期末のみの金額とは異なる場合があるので、注意してください。

特別企画5

時価総額増加率ランキング

日経会社情報新春号のアンケートでは、「震災前からの1年間で、株式時価総額がどう変わったかを知りたい」という意見が多く寄せられました。今回はそうした声にお応えし、この1年間で時価総額が増えた会社を、増加率の高い順にランキングしました。

 

定番企画1
決算期別・予想配当利回りランキング

定番企画2
3ヵ月株価騰落率ランキング

定番企画3
魅力の優待商品を全社掲載! 株主優待一覧

定番企画4
配当が変わる銘柄一覧

 
■このほかにも、投資に役立つさまざまな情報を掲載しています。

日経経済新聞出版社の本

マネー・投資の本

編集部から

ラストチャンス

2012年2月 9日

日経平均株価が9000円台を回復しました。終値ベースでは実に約3カ月ぶりです。各国の金融緩和に加え欧州債務問題への懸念の後退、米景気の回復期待など様々な要因が絡み合い、投資家心理が改善に向かっているとみられます。足元で発表がピークを迎えている国内企業の2011年4~12月期決算でも、通期見通しは震災や円高、タイ洪水などで厳しいものの、来期には回復を目指す企業が少なくないようです。こうしたムードを敏感に感じ取り、恐る恐る市場に戻ってきている投資家が増えているのかも知れません。

今回の決算発表で、何といっても注目を集めたのは大手電機各社の低迷ぶりです。パナソニック7800億円、シャープ2900億円、ソニー2200億円――。軒並み千億円単位の最終赤字を通期で計上する事態にまで追い込まれました。

私が大手電機セクターを担当していた4年前、各社は逆に数千億円単位の利益を上げていました。主力の薄型テレビでは、パネルなど独自の基幹部品を内部に抱え、部品から完成品まで一気通貫で取り組む垂直統合モデルが主流でした。各段階で生まれる付加価値を外に漏らさない高収益モデルと説明を受けたものです。

現在は逆に、各パーツを部品会社から調達し、完成品への仕上げまでもEMS(電子機器の受託製造サービス)に委託する水平分業モデルのほうが利益率が高い、とされています。短命化するデジタル製品の生産には、固定費負担を少なくし投資回収を早めたほうが利益が大きくなる、というわけです。

確かに、国内電機各社の外部委託の動きは遅かったですが、今回の巨額赤字の理由はそれだけではないと思われます。意思決定の遅れ、新興国での販売戦略の遅れ。それ以上に根本的な問題は「魅力ある商品が生み出せなかった」という点でしょう。米アップルの「iPhone」や「iPad」など、人々に買いたいと思わせる商品を供給できるかが、メーカーの大命題です。そうでなければ、製品=商品はコモディティー化し、ただでさえ高コストの日本メーカーは苦境に立たされてしまいます。

これだけの悪い内容にもかかわらず、パナソニックとソニーについては業績修正・決算の発表翌営業日の株価が上昇しました。相場全体が堅調なことも背景にあると思われますが、「悪材料出尽し」と評価される点は、それだけ信頼されているということでしょう。

パナソニックの通期赤字額は113月期の連結資本合計の26%、シャープも純資産の28%に相当します。来期もこれだけの損失は出せません。V字回復、さらに将来に向けての道筋をきちんと示せるか。まさに今期から来期がラストチャンスと思われます。(編集長・佐)

期待を持ちたい2012年

2011年12月 2日

「日経会社情報2012Ⅰ新春号」の編集作業も、ようやく終盤に差し掛かっています。作業中の1125日には日経平均株価が年初来安値を更新しましたが、30日に日米欧の主要中央銀行が市場へのドル資金供給で協調することで合意。さらに中国も、3年ぶりに預金準備率を引き下げて金融緩和方向に修正し、世界的な金融システム不安がやや後退して株高が進みました。ただ、欧州債務問題が根本的な解決に向かっているわけではなく、今後も悪材料が飛び出せば相場が大きく動く状態が続きそうです。特に日本は世界景気の減速懸念に加え、一向に修正されない円高やタイ洪水の影響も重くのしかかっています。上場企業の業績回復スピードも鈍化しており、このままでは純利益ベースで減益で終わってしまう可能性もあります。

ただ、市場関係者の見方は総じて明るいようです。今号の特集で紹介した米欧中の機関投資家や、さらに日本経済新聞出版社編「100人のアナリストが大予測 2012株はこう動く!」に掲載したエコノミスト、ストラテジスト、アナリストによると、2012年の日本株はおおむね回復に向かうとの見方が少なくありませんでした。詳しくは両方の書籍をご一読いただきたいと思いますが、震災復興予算による内需拡大、さらに円高メリットを生かした海外企業M&Aなどで事業拡大を目指す企業の増加など、日本企業の新たな動きに着目している関係者もありました。もちろん、さらなる円高の進行や欧州危機の深刻化、米国景気の腰折れなどの不測の事態が起きれば、シナリオは修正しなければならないでしょう。

干支にちなんだ相場の格言として「辰巳天井」という言葉があります。辰、及び巳年には相場が上昇し天井を付けるというもので、確かに12年前の2000年はITバブル、さらに12年前の1988年は不動産バブルの真っ只中で、翌89年に日経平均は最高値を付けました。当時とは経済情勢ががらりと変わっていますし、バブル再来を望むわけにもいかないでしょうが、それでも若干の期待が持てる年になるのでしょうか?様々な困難に直面し、新たな成長モデルを構築し始めている日本企業は、確かに増えているようです。潮目の変化に備え、そうした銘柄を選ぶ目を鍛えておく必要があるでしょう。(編集長・佐)

「日本は異質」論再燃の懸念?

2011年10月26日

 「日経会社情報2012新春号」の編集作業が始まろうとしています。欧州債務危機による海外経済の変調、さらに円高やタイ洪水などの影響などで、企業業績にも失速懸念が台頭し、株式相場も一進一退の値動きを続けています。

視界の晴れない市場に、さらなる悪材料がのしかかっています。オリンパスの巨額M&A(合併・買収)の一件で、前社長が英国の重大不正捜査局(SFO)に資料を提出したほか、米連邦捜査局(FBI)も調査に乗り出した模様です。オリンパスは26日、菊川剛会長兼社長の退任を発表しましたが、それだけで事態が収まるわけではありません。

より問題なのは、話がオリンパスだけにとどまらず、日本企業全体の評価にまで及びかねないことです。「日本企業は企業統治強化に取り組んできたが、まだ重大な不備が残っている」(英フィナンシャル・タイムズ)。大王製紙では、前会長がグループ会社から個人的に巨額の借り入れをしていた事実が明らかになりました。日本企業のコーポレート・ガバナンスに対する疑念が海外投資家に広まれば、株式市場の活性化など望むべくもありません。

ある市場関係者はこの事件を評して「ガバナンス監視の点で、日本は周回遅れ」と見ています。米国ではエンロン事件を機にサーベンス・オクスレー法など一連の制度強化が進み、欧州でも情報開示をチェックする動きが投資家の間に広まりました。しかし、そうした大きな経験が少なかった日本では制度整備が遅れた、というのです。

欧米と日本とは違う--。こうした「日本は異質」論はしばしば現れます。私自身の取材経験で印象深いのが、1990年代末から2000年代初めごろ、日本企業の英文決算書に相次いで付けられた警句(レジェンド)問題です。バブル期に膨らんだ巨額投資による含み損が適正にバランスシートに載っていないとして、「日本の会計基準は国際基準と異なる」との警句が決算書に付けられたのです。その後、こうした不名誉な警句をなくすため、関係者らは民間の会計基準設定団体の設立、さらに米国基準や国際基準との基準共通化など、様々な取り組みを進めてきました。

「日本の会計基準は国際基準と同等」との評価を得るのには、官民の関係者による長い間の努力が必要でした。今回のガバナンスに対する懸念払拭のためにも、早いうちに官民それぞれが一致して情報開示強化など必要な行動を取るべきでしょう。(編集長・佐)

お金の動きは変化している?

2011年9月 6日

 「日経会社情報2011Ⅳ秋号」の編集作業が終わりました。震災の悪影響からの脱却は急速に進んでいるものの、今度は為替市場で円が過去最高値を更新し、日本企業は変わらず逆境に置かれています。米国経済も変調の兆しが見え始め、株式市場に重くのしかかっています。3月期決算企業の業績予想集計では、企業業績はおおむね回復に向かう計画ですが、世界景気が今後、厳しい状態に陥れば計画通りに進まない可能性もあります。その場合のバッドシナリオも用意しておくことが必要と感じました。

今号の編集作業中に取材したアナリスト氏の言葉が印象に残っています。「震災を経て、人々が『考える』消費を始めた」。震災まではデフレ傾向が続く中、「より安い」ことが選択の条件でしたが、震災を機に「本当に必要なものは何か」「安全、安心を保証するものは何か」を考え始め、そうした消費は前向きにするようになった、というのです。最近では百貨店でセール品ではなく高額品の売れ行きが好調といいます。住宅用の太陽電池の販売は、4~6月で前年同期比25%増えたそうです。住宅着工戸数そのものも、7月まで4ヶ月連続して増加しています。震災直後に危ぶまれた「節約ムード」「消費マインド低下」などとは、ずいぶん違った光景です。

もちろん、「日本人のお金の使い方が変わった」とまで言うことは難しいかもしれません。日銀によると、国内銀行の要求払い預金(普通預金など)残高は震災後に伸び率が高まり、6月末は1909000億円と過去最高の残高となったそうです。短期志向のお金が集まった可能性はありますが、「タンス預金」すら安全とは言い切れない昨今、「(銀行などへの)預金=安全」信仰はいまだ健在です。

とはいえ、変化の端緒が出ていることも事実でしょう。外国為替証拠金取引(FX)で個人投資家のお金が為替市場を動かすまで集まったこと自体、以前の日本では想像できなかったことです。約1400兆円といわれる家計金融資産のうち、ほんのわずかが動くだけでも、国内経済は大きく変化していきます。

震災を機に、動き出す気配を見せ始めた家計金融資産。この「1400兆円」に揺さぶりをかけられる企業はどこか。そして、その恩恵を中長期的に受ける企業はどこか――。相場の先行きが見通しづらい時期にこそ、考えるべきテーマかもしれません。(編集長・佐)

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