投資銘柄選びの頼れるパートナー 全上場企業がスッキリまる見え!
日経会社情報
日経会社情報とは――◆国内市場に上場している全企業の基本情報、業績、株価データ、財務データを網羅した、いわば企業情報の「辞書」です。見やすい誌面構成が特徴、1979年3月創刊です。◆日本経済新聞記者が日々の綿密な取材にもとづき、東京証券取引所、大阪証券取引所はじめ、マザーズなど新興市場を含め、国内市場に上場しているすべての企業の解説コメントや業績予想を執筆。◆日経デジタルメディア社の企業データベースに基づく各種財務・株式関連データ、そのほか日経グループ各社が調査・分析した経営データも豊富に収録。REIT、ETFなど上場投資信託の情報も掲載。日経グループの取材力・データ力・調査力を結集した1冊です。
反転相場の波に乗れ!
特集内容
●主要アナリストが予測 2012年・業界天気図
●米欧中機関投資家に聞く「日本株は買いか?」
巻頭カラー特集
●発足10周年 日本版REITの未来
●過熱か? 減速か? 中国経済の先を読む
充実の巻末特集
●主要アナリストが読む業界天気図
●アナリストによる上方修正銘柄
●予想営業増益率ランキング
●リーマン危機後の株価上昇率ランキング
●期末配当利回りランキング
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日経会社情報 2012-⅜号 新春号 内容紹介
反転相場の波に乗れ!
気になる業界の業績はどう動く
アナリストが読む成長銘柄
逆境でも伸びる銘柄が一目瞭然
各社の取引先情報が充実!
★2011年9月期までの決算を収録!
スッキリした見やすい銘柄誌面!
反転相場の波に乗れ!
収まらない欧州債務問題や米国景気の悪化懸念によってリスク投資が国内外で影を潜め、日経平均株価は2011年11月に年初来安値を更新しました。世界景気の減速や円高、タイの洪水の影響で国内上場企業の業績回復スピードは急速に落ちています。12年もこうした悪材料がすぐに解消されるわけではありませんが、震災復興予算による内需拡大など、経済にプラスとなる要因もゼロではなく、相場上昇を予想する市場関係者も少なくありません。反転相場の兆しが出る前に準備を進めておくことが肝要です。
米欧中機関投資家に聞く
「2012年、日本株は買いか?」
欧州債務危機、新興国の景気減速など、混迷を深める2012年の日本株は果たして買いか、それとも売りか? 米欧中の機関投資家の動向を現地記者が取材しました。
発足10周年 日本版REITの未来
日本版の不動産投資信託(REIT)市場は、2001年9月に2銘柄が上場して取引を開始して以来、11年9月で10周年を迎えました。一時は活況を呈した市場も、リーマン・ショックなどによる投資家のリスク資産離れもあり、現在では厳しい状況が続いています。日本のREIT市場は復活するのでしょうか。創設10年間で浮かび上がった市場の課題と可能性について、みずほ証券の石澤卓志チーフ不動産アナリストが解説します。
過熱か? 減速か? 中国経済の先を読む
世界経済に大きな影響を与える中国。2012年も高成長は続くのか。各種マクロデータを基に、中国経済の先行きをアジア専門の情報調査会社「亜州IR」の又井郁生代表が分析します。
各社の取引先情報が充実
販売先と仕入れ先が一目瞭然。投資に、仕事に、就職活動に役立つ情報です。
特別企画1
2012年はここに注目!①
主要アナリストが読む業界天気図
2012年、各業界の雲行きはどうなるのか。「日経ヴェリタス」紙のランキングで上位を獲得したアナリスト89人の見通しを一挙に掲載しました。見通しは晴れ・雨・曇りの3パターンで表示。詳細は弊社刊の書籍『100人のアナリストが大予測 2012 株はこう動く!』で網羅しています。
特別企画2
2012年はここに注目!②
アナリストによる上方修正銘柄
アナリストがこの3ヵ月間で業績予想を上方修正した銘柄はどれか。「QUICKコンセンサス」の予想経常利益(対象は2012年1月期~12年12月期)について、今号と前号を比較し、変化率と変化額でそれぞれランキング。この3ヵ月の株価騰落率もあわせて掲載しました。
特別企画3
逆境でも伸びる企業を探せ①
予想営業増益率ランキング
3月決算会社の2011年4~9月期の決算発表が終了しました。円高や海外の景気後退懸念など先行きが不透明ななか、通期予想を見直した企業も少なくありません。ここでは、12年3月期通期の予想営業利益と前期実績を比較し、増益率の大きい順にランキングしました。前号予想との比較を表す矢印、4~9月期実績の通期予想に対する進捗率もあわせて掲載しているので、参考にしてください。
特別企画4
逆境でも伸びる企業を探せ②
リーマン・ショック後の株価上昇率ランキング
「日経会社情報秋号」のアンケートでは、「リーマン・ショック後に株価がどう動いたかを知りたい」という意見が多く寄せられました。今回はそうした声におこたえし、日経平均がリーマン・ショック後の最安値を付けた2009年3月10日の株価と11年11月末時点の株価を比較し、上昇率の高い順にランキングしました。株価の水準を見定める参考にしてください。
特別企画5
これから間に合う高利回り銘柄を探せ
期末配当利回りランキング
期末配当の厚い企業はどこか。1~3月決算会社を対象に、期末(第4四半期)の予想配当額のみで配当利回りを算出し、ランキングしました。今から買える高配当銘柄探しの参考にしてください。
定番企画1
決算期別・予想配当利回りランキング
定番企画2
3ヵ月株価騰落率ランキング
定番企画3
魅力の優待商品を全社掲載! 株主優待一覧
定番企画4
配当が変わる銘柄一覧
■このほかにも、投資に役立つさまざまな情報を掲載しています。
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編集部から
環境自動車、新興国、3D(立体映像)、水ビジネス、スマートフォン(高機能携帯電
話)・・・・・。最近の株式市場で大きな投資テーマはいくつもあると思いますが、個人的
に注目しているのが「中国人向けの観光ビザ緩和」です。日本政府は、7月から富裕
層に限っていた発給対象を中間層に広げました。これによって対象は以前の約10倍に
当たる1600万世帯に増える見込みです。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年上期(1月~6月)に来日した中国人観光客
は前年同期より実に5割近く増え、70万人超に達しています。さらに直近の報道による
と、規制が緩和された7月に入って、ビザの発給件数が前年同期の6・6倍のペースで
増えているとのことです。確かに、都心にいると中国人観光客の増加を肌で感じます。
つい先日も、新宿の百貨店でお土産を買い求める中国人の家族客を見かけました。丸
の内など都心を走る観光バスに乗り込む中国人の姿も目にしました。国内では、以前
から中国人は留学生や飲食店の店員など身近にいましたが、中国人の家族客が百貨
店で買い物をしているのは数年前であればあまり見られなかった光景です。
JNTOの調査によれば、中国人観光客はお土産に11万7000円を使っているそうです。
欧米人観光客の2倍以上です。中国人の会社員の平均月給は7万~8万円とされるた
め、月給以上のお金をお土産に費やしていることになります。国内消費の低迷にあえぐ
小売業界では、中国語を話せる店員を配置するなど、中国人の需要を取り込もうと必死
です。中国人の観光客が増える2月の春節(旧正月)が話題になるのも、国内消費に与
える中国人観光客の影響が大きくなりつつあることの裏返しです。
「高速道路の無料化」や「子ども手当」など民主党の政策が世論になかなか評価され
ない状況にあって、一部の海外投資家の間では「中国人向けの観光ビザ緩和」は高く
評価されているようです。国内消費を探るうえで、将来的には中国人の消費動向が無視
できなくなる日がやってくるかもしれません。一方で、消費関連ばかりでなく、企業のM&
A(合併・買収)でも、中国の存在感が一段と高まると思っています。経営再建中のアパ
レル大手のレナウンが中国の繊維大手の山東如意科技集団の傘下に入ることが決まり
ましたが、今後、不振企業にとどまらず、成長のために幅広い業種や企業で中国資本を
受け入れるところが増える可能性があります。中国は政策リスクがあるなど難しい国です
が、双方の経済発展のためにも中国人と日本人の距離がもっと縮まることを期待してい
ます。(編集長・仮)
梅雨が明けた途端に猛暑となっています。3連休に東京都内で熱中症にかかり救急搬送
された人は100人に上ったそうです。個人的なことをいえば、これまで熱中症を気にした記
憶はほとんどありませんが、さすがにこれだけ多くの人が搬送されると、予防を意識しない
わけにはいきません。
年齢的なこともあってことさら目に付くのかもしれませんが、「健康」をキーワードにした消
費がこれまで以上にスピードを伴って広がっている気がしています。例えば、アルコールが
ほとんど入っていない「ビール風味飲料」。ビール全体の市場は縮小傾向にありますが、こ
の分野は新商品が相次ぎ急速に拡大しています。背景として、通常より価格が安いことで
節約志向の消費者ニーズをつかんでいるほかに中高年の健康志向があります。私も、好ん
でビールを飲みますが、最近は健康を意識し、自宅ではビール風味飲料を飲む機会を増や
しています。
「健康」に関連した商品・サービスは至る所で見られます。NTTドコモは5月下旬から携帯
端末で健康管理するサービス「iBodymo(アイボディモ)」を開始。KDDI(au)は皇居の周
りを走る「皇居ランナー」向けに、シャワーや化粧室などを備えた施設を開設しています。し
ばらく前に、日本たばこ産業(JT)で火を使わず煙も出ない無煙たばこが売れすぎて品薄状
態となり消費者からの苦情が相次いでいるということがニュースになっていましたが、そうし
た例も消費者の健康志向を象徴する一つの出来事といえます。
高齢化の進展を考えると、消費者の健康志向は鈍ることがあっても後退することはなく、「
健康」がますます消費の現場で大きなうねりになっていくことは間違いありません。しかし、
健康のための代用品を発売したからといって消費者が必ず付いてくるわけではありません。
重要なのはいかに「本物」に近いかです。ビール風味飲料が人気を集めているのも、ビール
党もうなずく本格的な味を実現できているからでしょう。無煙たばこにしても煙こそ出ません
が、愛煙家からみてそれなりに楽しめる味のようです。
見かけも大切です。大ヒット商品となった富士通の携帯電話「らくらくホン」の開発者に話
を聞いたことがありますが、支持を得られた理由として「デザインへのこだわり」を挙げてい
たのが印象的でした。「いまの高齢者は若々しく、いかにも高齢者向けと見える端末だと
抵抗がある人が多い」といい、「そうした人にも受け入れてもらえるデザインを意識した」と
話していました。
直面する少子高齢化や人口減少などを考えれば、内需型企業が特にそうですが、従来
の発想のままでは企業の発展は望めません。「健康」「高齢者」市場で一定の成果を上げ
ている企業をみると、「利便性」のほか、「本物志向」「適度なおしゃれ」といったキーワード
が浮かび上がります。市場縮小の逆風下にある企業でも、健康志向をうまくとらえる工夫
ができれば、成長の余地は十分にあると思っています。(編集長・仮)
先週末、東京ビッグサイトで開かれていた書籍の見本市「東京国際ブックフェア」をの
ぞいてきました。電子書籍関連のコーナーでは、新たな技術やサービスなどが紹介され
ていました。今年は「電子書籍元年」と言われるだけに関心が高く、いろいろなブースに
人だかりができていました。担当者の説明に熱心に耳を傾ける来場者の姿が印象的で
した。
米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」など、これまで電子書籍の端末
に本格的に触れる機会がなかったのですが、今回初めて多くの端末に触って電子書籍
を体感しました。個人的に注目した一つがiPadを活用した雑誌のデモ版です。一つの写
真に関連のある情報を付加できたり、音楽を紹介する記事で試聴したうえで購入できた
りと、様々な仕掛けにコンテンツの幅の広がりを感じることができました。
しばらく前にみたテレビでは、自宅にある本を独自に電子書籍化して持ち歩いて楽しん
でいる人の例や、目の不自由な方が文字を大きく表示できる電子書籍の機能を使って
読書を楽しめるようになった例などが紹介されていました。電子書籍はいろんな可能性
を秘めています。
一方で、今後、市場が形成されていくうえでどこが主導権を取っていくのか、それもま
だ明確には見えていません。ある出展関係者が「新たな電子書籍端末の登場も予想さ
れ、勢力図はなお分からない。様々な状況に対応できるように、いろんな準備を進めて
いく」と力強く語っていたのが印象に残りました。
実際、この分野への参入はまだまだ続きそうです。例えば、インターネット検索最大手
の米グーグルは、有料の電子書籍サービスを年明けに日本で始める計画です。パソコ
ンや高機能携帯電話など、様々な機器から利用できるのが特徴のようです。電子書籍
関連ではいまのところ海外企業がよく話題にのぼりますが、日本企業にもぜひ存在感
を発揮してほしいものです。
若者を中心に活字離れが進んでいるといわれて久しいですが、電子書籍が読者層を
広げるきっかけになるかもしれません。出版業界にいる一人としては、電子書籍によって
「書籍」市場が活性化することを願っています。(編集長・仮)
不動産価格の下落が顕著です。国税庁が1日に2010年分の路線価を発表しました。それ
によると、路線価は2年連続の下落となり、下落率は8・0%と、前年の5・5%から拡大しま
した。なかでも東京都が全国で最大の下落率を示すなど、大都市圏での落ち込みが目立っ
たのが今回の特徴です。
1日付の日本経済新聞で「巨大不動産ファンド 凋落」という企画が始まっていましたが、
路線価下落の背景に新興不動産ファンドの衰退があるとみています。企画では6月に上場
廃止に追い込まれ、創業社長が交代したダヴィンチ・ホールディングスの例が象徴的に取り
上げられていましたが、ここ2、3年で不動産ファンド事業を手掛ける企業の破綻も相次ぎま
した。例えばクリード、パシフィックホールディングス、アーバンコーポレイションなどです。
2000年代初めに不動産ファンド業界を取材していた経験から言えば、各社は短期間に身
の丈以上のことをやりすぎたと思っています。不動産ファンドの「もうけ」の成否を決めていた
のはレバレッジです。ファンドが一般に投資に際して用意するのはローン7割、エクイティ
3割です。彼らは日本の超低金利を追い風に、「レバレッジ投資」を拡大させてきました。そ
れがリーマン・ショックなどを契機に銀行や外資系金融機関などの融資姿勢が慎重になり、
その結果、資金繰りに行き詰まりました。「レバレッジ経営」が限界を迎えて破綻した米
国の投資銀行とほぼ同じ構図です。別の見方をすれば、各社は超低金利が異常なほど長く
続いてきた、日本経済のゆがみに翻弄されたと言えなくもありません。
とはいえ、不動産ファンド業界が日本の不動産流動化に果たした功績は決して小さくない
と思っています。かつてダヴィンチの関係者に自身の強みを聞いたところ「海外で培ったノン
リコースローンなどの手法を使えること」と強調していました。ノンリコースローンは非遡及型
融資と呼ばれ、返済の原資として、融資対象物件の賃貸料や売却収入だけを充当するロー
ンのことです。いまではノンリコースローンは一般的ですが、当時は画期的でした。不良債権
処理で担保付き不動産の流動化が問題となっていた時期に、海外から得た彼らの流動化手
法が効果を発揮したのは間違いありません。
新興の不動産ファンド会社の活躍と相前後する形で、日本では2001年にREIT(不動産
投資信託)市場が立ち上がりました。いまや40近いREITが上場されています(ちなみに「日
経会社情報」でも全銘柄をカバーしています)。米国ではREITが医療や介護施設など多種
多様な不動産に投資しており、人々の生活と密接に絡んでいます。破綻が相次いだこともあ
って日本での不動産ファンドの評価はすっかり下がってしまった印象がありますが、狭い国
土の日本で、不動産流動化を後押しするようなビジネスの存在は重要です。今後、REITを
中心に不動産流動化につながるビジネスが健全に拡大していくことを期待したいと思いま
す。(編集長・仮)

